カラダ栄養学『食べるとは?』

ほりねこ

2012年09月29日 09:00

このたび、ホリデンと(株)トータスインダストリーとの共催でカラダ栄養学

という栄養学講座を開くことになりました。

トータスインダストリーの堤社長とはサプリメントの勉強会を通じて知り合い、

以後予防医学普及のためにいろいろお世話になっている方です。

このブログでも度々紹介している『黒ごま三景プリン』を製造しているフカツコーヒーも

経営してます。


その勉強会で栄養学を担当していたのが今回のカラダ栄養学の講師を務める

浜田璋子先生です。



浜田先生は30年にもわたって東京の笹塚クリニックで予防医学を実践し、また全国各地で

啓蒙活動のための講演をしています。

今回の講座も『食べる』という事を通じて病気にならない生き方を考えていこうという

内容になっております。

カラダ栄養学の第1回目の講座が9月24日天神の『書斎リーブル』さんで

開かれました。初めての開催ということにも関わらず会場には約30名の

方に出席いただきました。



人間の身体はすべて口から入れた食べ物で成り立っています。

1日ではたった3回の食事でも1年にすると約1000回。

10年では10000回を超える食事をとっていることになります。

そういった小さな積み重ねで身体は出来上がっているのです。

でも毎回の食事でのちょっとしたアンバランスが将来の健康に不安な影を

落としていくことになります。

現代では高カロリーでビタミンやミネラルなどの栄養素が不足した食生活を送っています。

一つの原因は加工された食品を多く摂る機会が多くなっているためです。

加工食品は腐らないように流通させるために、ふだんおうちで作る時には

用いない添加物を使ったり加熱する時間を長くしたりするので 当然材料に

含まれている栄養素は壊れていってしまいます。

また、日本の土壌は火山国でもともとミネラルが少ないので野菜の中に

含まれているミネラルは少ないのです。更に農業の近代化でビニールハウスなど

で短期間に収穫されるようになったため、野菜に含まれている栄養素も昔の野菜とは

びっくりするくらい減ってきています。

このような状況の中で果たして理想的な食事が可能なのでしょうか?

最近では有機野菜信奉者の方もたくさんいらっしゃいますが、有機野菜だけで

きちんとバランスよく栄養が取れているでしょうか?

有機野菜にこだわり過ぎると食べられる食材の数がどうしても偏ってきます。

バランスよく栄養を摂るためには少しくらい目をつぶってでもたくさんの品目の

食材をバランスよく摂ったほうがいいのです。

あるいは信頼できるサプリメントを使うのも選択肢の一つに入れなければいけません。

ただし一口にサプリメントを摂るといってもまずはベースとなる身体づくりをする

サプリメントが重要で、その先に色々なオプション的な効果があるサプリメントを

選択するようにしないと何の役にも立ちません。

テレビのCMや人の噂だけでサプリメントを選んでも、ちゃんとそういった物が

きちんと摂りこめる身体になっていないとどぶに捨てているのと同じなのです。

『未病』の状態でもできる限り『病気』へと進行させない身体づくりのためにも

私達は栄養学のことをきちんと理解しなければいけないと思います。

また、『食べる』ということは命を繋ぐことでもあります。

親から子へ受け継がれていく大事な営みでもあるわけです。





第1回目の内容はおおざっぱですがこんな内容でした。

今回は初めての開催でしたので総論的なお話になりましたが、

回を重ねるごとに違ったテーマでお話していただく予定です。

第2回目のカラダ栄養学の開催につきましてはまだ未定です。

次回もお楽しみに。





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