「医療現場から学ぶ、想いが届くプレゼンテーション」

ほりねこ

2012年03月05日 12:36

3月4日(日)にApple Store 福岡天神で行われた

イベントに参加してきました。

タイトルが「医療現場から学ぶ、想いが届くプレゼンテーション」

ほりねこのような職業では、学会発表のようなシチュエーション以外では

プレゼンテーションって無縁のように思えるかもしれません。

しかしよくよく考えてみると、毎日接している患者さんへの治療説明だって

ある意味立派なプレゼンなのです。

今回は自分の臨床の現場でもいいヒントが得られるかもしれないという

期待を抱いて、メディカルTVのメンバーと一緒に参加してきました。


今回のスピーカーは医療分野でiPhone/iPad活用の最先端を行く

神戸大学 大学院医学研究科 特命講師の杉本 真樹(@OsiriXJapan)さん。

そして県内の救急車全台にiPadを利用したシステムを導入し、

医療分野での業務効率化を促進されている、佐賀県 健康福祉本部

医務課 医療支援担当主査の円城寺 雄介(@en_george )さん。

そしてコーディネーターは長崎アップルユーザグループ代表の

川原 健司さん(@kenji_air)。


杉本先生のお話は、一言で表現するとプレゼンの極意について。

プレゼンで思いを伝えるための様々なノウハウや事例を、

素晴らしいスライドを使って説明。



その中でもほりねこが特に肝に銘じておきたいと思う言葉がありました。

「Presentation is a Present」

プレゼンは相手に対する贈り物。そして現在の思いを伝えるもの。

相手に何を伝えるのか、どう伝えるのか、どう感じてもらい、

どのようにコミュニケーションがとれるかが重要なのです。

プレゼンの際に、どうしても自分の言いたいことをできるだけ

知ってもらおうとするあまりついつい情報を詰め込み過ぎになりがちです。

だけど伝えたいことは、できるだけシンプルに。

余白を使って伝えたいことを印象的に。

そこに共通するのは無駄を一切排除する日本の「禅」の思想。

あれ?既にこのブログも情報を詰め込み過ぎていませんか(笑)


杉本先生のお話の中で世界中の様々な分野のスペシャリストが集まり

素晴らしいプレゼンが行われる「TED」の紹介がありました。

こちらの話題はまた後日ブログで紹介します。


円城寺さんのお話はまるでNHKの「プロジェクトX」を見ているかのような

お話でした。

様々なな現場で動く人たちに働きかけ、新しいプロジェクトを立ち上げる。

その途中では反発や抵抗もあったと思います。

それでも難しいと思われていたプロジェクトを成し得たのは

「自分の思いをいかにして相手に伝えられるか」

その1点に尽きると思いました。


おふたりの話を聞いてみて感じたのは、人に思いを伝えるためには

自分の思いを伝えたいという情熱が一番必要なんだということですね。

そしてその手助けをしてくれるのが相手の心を動かすちょっとした「センス」です。

まだまだほりねこにはそういったセンスを磨く必要がありそうです。








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