真夏の夜の夢1
日曜の朝。
ほりねこは子供たちの声で目が覚めた。
あれ?もうこんな時間だ。
今日はpH研究会の集まりがあるんだ。
でもすごい雨だな。
ドトーのランナーさん に電話をしてみる。
『やっぱり今日は中止にしましょう。』
そうですね。この雨じゃ無理ですもんね。
電話を置くと、またすぐにまどろんできた。
心地よい疲労感。
昨夜は楽しかったな…
だんだん夢の中へ堕ちていく・・・
ZZZ・・・・
そう。それは土曜日のことだ。
朝からなんだか不思議な高揚感を覚えていた。
仕事中も何だかソワソワ・・・
仕事が終わると、急いで家に帰り車に乗って
出かけた。
『今日はあの人に会えるんだ。♡』
心のフワフワ感とは裏腹にどんよりとした雲が、
昨夜の豪雨の記憶を蘇らせる。
『昨日のような雨が降れば、久留米から帰れないよな。』
そう。ほりねこは土曜日の夜に『あの人』に会うために
久留米へと向かっていたのだ。
りえママさん のお店で開かれる秘密集会。
この前のオフ会でお世話になったお店だ。
エビマヨおいしいんだよなあ。
何でも不審者が多数出席するらしい。
『8時だよ。不審者集合!』
ってことは出席しようとしているほりねこも不審者って
ことかい?
無理もない。最近のほりねこはすっかり得体のしれ
ないことばかりしてるし。
ここは、不審者づらして潜り込んでおくか。
なんてことを考えているうちにロヂウラ屋へ到着。
高揚感を抑えつつ階段を上った。
『あの人』はいるかな・・・・
初恋の人に会うような気分。
あっ・・・これは嫁さんには内緒にしといてください。
続く・・・
関連記事