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花粉症と歯痛

ほりねこいんちょーとでん太のはははは歯 Vol.30

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ほりねこいんちょーとでん太のはははは歯 Vol.30

ほりねこいんちょーとでん太のはははは歯 Vol.30


花粉症の時期になると「上の奥歯が痛い」という訴えで来院される方が増えます。

もちろん虫歯や歯周病が原因であることが多いのですが、稀に、虫歯もなくきれいな

歯の方でもそのような症状が出ることがあります。

このような時には、鼻水が出ていないか、走ったりするとほほ骨あたりに痛みが出ないか

などの問診をしてレントゲンを撮ります。

そうすると、上顎洞(副鼻腔ともいいます)と呼ばれるあたりに炎症像が認められることが
よくあります。
上顎洞とは鼻からほほ骨あたりにある骨に囲まれた空洞の部分で、粘膜に覆われています。

鼻で吸った空気はここで加湿、温度を調整されて気道の方に向かうのですが、

空気中の細菌で感染をおこしたりすると鼻水が出てきます。

また、花粉症で鼻水が出てくるのもこれと同じ場所です。

いわゆる蓄膿症(上顎洞炎、副鼻腔炎ともいいます)や、花粉症がひどい時には

ここに炎症がおこるので痛みが出ることがあります。

ちょうど上の歯の奥歯の根っこの先端あたりが、上顎洞に近い位置にあるため、

上顎洞の炎症による痛みを「歯が痛い」と勘違いしてしまうことがあるのです。

このような場合は、歯を削ったりするような治療は必要ありません。

鼻水が多量に出る時や、もともと慢性の鼻炎などがある場合には

治療の際に一言、担当の先生にそのような症状があることを伝えておいたほうが

よいと思います。
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