福岡市早良区藤崎(西新)の歯科医院を開設している「ほりねこ」のブログ

ほりねこ院長のホリスティック日記 › ホリデン › 訪問歯科診療を始めるにあたって思うこと②
訪問歯科診療をやるにはとても大変なエネルギーが必要になります。

毎回、重たい荷物を持ち運んで車で移動し、患者さんのベッドサイドで

診療室とは程遠い限られた治療環境で治療にあたらなければいけません。

患者さんも基本的には歯科以外の病気を持っていたり、体力的に

長時間の治療に耐えられない方がほとんどです。

中には認知症の患者さんのように、コミュニケーションが取りづらい

方も多くいます。

患者さんの家族、ケアマネージャー、介護施設の職員の方など

いろんな方への情報の提供や打ち合わせも必要です。

正直言って自分のクリニックで診療するより大変です。

体力的にも精神的にもハードな仕事になるだろうと予想されます。

今までどうしても訪問診療に踏み出せなかった理由がここにあります。

また、訪問診療に出かけている間は当然のことながらクリニックで

自分の患者さんを診ることはできません。

幸いにも小児歯科の専門の先生が留守中は小児歯科の診療を

行ってくれますが、それでも自分の患者さを診る時間はとれません。

これは、少々訪問治療の保険点数が高いからと言って見合うものでは

ありません。

訪問診療で診ることができる患者さんの数には限りがありますし、

移動の時間も必要になるからです。

それでもやらなければいけないと思っています。

これは僕のこれまで培ってきた歯科医としての能力を社会のために

還元するいい機会だと感じているからです。

歯科医師になって20年が過ぎ、ようやく世の中のために働け

る気持ちになりました。(遅いですけどww)

でも、この年になって分かってくることもたくさんあります。

年齢を重ねるってことは意外と悪くないのかもしれません。

そして、そういった人生の先輩方と一緒に寄り添いながら、

余生を少しでも人間らしく豊かに暮らせるようなお手伝いをさせて

もらえることに喜びを感じます。



平均寿命と健康寿命という言葉があります。

平均寿命はご存知の通り、いくつまで日本人は平均して生きられるかという

数字です。

そして健康寿命というのは 介護などの必要がなくて自立して暮らしていける

年齢のことですが、日本人の場合、子の平均寿命と健康寿命の差が

約10年ほどあります。

分かりやすく言うと、日本人は平均して死ぬ前の10年間は何らかの介護を

受けたり寝たきりの状態で過ごしているというのが現実なのです。

理想はPPK(ピンピンコロリ)なのでしょうが現実は程遠いものです。

健康寿命を延ばすためには歯の健康がとても重要です。

そして、そのような要介護の状態の方にもきちんとした歯科医療を

受けていただきたいと思います。

訪問歯科診療がこれからの超高齢化社会になくてはならないものと

なっていくことは間違いありません。

ほりねこもこれからの歯科医師人生のライフワークとして取り組んでいこうと

思っています。






















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