福岡市早良区藤崎(西新)の歯科医院を開設している「ほりねこ」のブログ

ほりねこ院長のホリスティック日記 › 歯科 › 金属アレルギー

2009年01月30日

金属アレルギー

おはようございます。ほりねこです。

歯科治療では様々な金属を使うことがあります。

しかし口の中の環境はとてもさびやすいんです。

だって、いつも濡れていますし、食べ物の酸やア

ルカリの影響も受けますし、金属にとってはとて

も過酷な環境なんです。

当然、口の中にずっと鉄なんか加えていたら

すぐに錆びついてしまいます。

一応口の中に使われる金属はさびにくいような

合金が使われていますが、しかし徐々に溶けだ

してイオン化する物もあります。

溶けだして体内に入った金属が身体の中でアレ

ルギー物質になってしまうこともあります。

歯科の金属以外にも腕時計やネックレス、

ピアスなどもアレルギーを起こす可能性は

ありますが、これらは、自分で自由に外す

ことができます。

しかし銀歯などは自分でははずせませんよね。

だから、問題なのです。

歯の金属がアレルギーを起こしたことが原因と

される病気の一つに掌蹠膿疱症(しょうせきのう

ほうしょう)という病気があります。

これは手と足に多数の膿の袋ができて、カサ

カサになる病気です。

膿が出たりカサカサになったりを繰り返すことが

多いです。

この病気に関しては日本皮膚科学会のこの

ページを参考にしてみてください

掌蹠膿疱症

歯科の金属アレルギーが疑われる場合には

パッチテストを行い、金属が特定します。

その金属がつかわれている銀歯(銀歯だけとは

かぎりませんが)を外し、アレルギーが起こり

にくいチタンやセラミックでやり直すことになります。

ただし、これらの材料は保険が効きません。

自己判断でアトピーだと思っていても、このよう

な病気の可能性があります。

きちんと皮膚科で検査を受けてみてください。

ほりねこも以前舌にピアスをした人を治療した

ことがありますが、ピアスの材質によっては

口の中には入れない方がよいものが多いと思い

ます。



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Posted by ほりねこ at 10:39│Comments(0)歯科
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