福岡市早良区藤崎(西新)の歯科医院を開設している「ほりねこ」のブログ

ほりねこ院長のホリスティック日記 › 2009年03月12日

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2009年03月12日

虫歯と正露丸

おはようございます。ほりねこです。

昔は虫歯ができて痛い時に正露丸を詰めて

いたなんて話を聞いたことありませんか。

実際、正露丸の効能書きには『歯髄炎』という

のが入っています。

これは正露丸独特の消毒薬のにおいのもとに

なっている、『クレオソート』という成分が含まれ

ているからです。

このクレオソートは歯科でも用いる薬の中に

入っています。

歯科医院に行って薬臭いにおいがするのは、

このクレオソートのにおいが強烈だからです。

このクレオソートには強い殺菌作用と、防腐作用が

あります。虫歯で歯が痛い時に興奮している歯髄に

対して用いると鎮静効果があります。

しかし、粘膜に長時間触れていると細胞が壊死して

しまうので、ただれたりすることがあります。

ですから、正露丸を一時的に虫歯の穴に詰めて

おくのはまだいいのですが、ずっと入れたままにして

おくと、危険です。

また、クレオソートの毒性のために『買ってはいけ

ない』という本でも正露丸はやり玉に挙がったこと

がありました。



そもそも虫歯そのものが治るわけではありませんので

きちんと歯科医院で見てもらうのはいうまでもないこと

ですが・・・



  


Posted by ほりねこ at 10:02Comments(0)歯科