福岡市早良区藤崎(西新)の歯科医院を開設している「ほりねこ」のブログ

ほりねこ院長のホリスティック日記 › 2009年01月17日

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2009年01月17日

牛乳は身体に悪い?

おはようございます。ほりねこです。

今日は最近読んだ本のご紹介をします。

『乳がんと牛乳』
ジェイン・ブライト著 佐藤章夫訳
径書房 2520円

自ら乳癌にかかり4回もの再発と転移を経験した著者が

自分で乳がんの原因を探りつづけ、ついにその真犯人を

つきとめる過程が書かれています。

著者はもともと科学者でしたが、現代の医療による治療に

疑念を持ちます。

治療しても治療しても再発するガンにおびえながら、

なぜ、がんを予防するという提案を医師はしてくれないのかと

いうことに憤りを感じました。

著者がわかったのは、『医師にはがんの本当の原因はわかっていなかった!』ということでした。

そこから、独自でがんの原因が何であるかを科学的に解明していきます。

そこでヒントになったのは、欧米では多い乳がん患者が日本や中国、韓国、タイなど

アジア諸国では少ないということ。

その違いを考えていくうちに、食生活に原因があることを確信していきます。

そしてその決定的な違いが食事の中に乳製品を取るかどうかということ。

最近では、アジアでも食文化が西洋化したために乳がんが増えてきているようです。

牛乳というものは牛の子供にとっては最高の飲み物であるが、その他の生き物

にとっては必ずしもそうとは言えないこと。

成人してからも乳を飲むという動物は人間以外にいないこと。

そして我々は、効率よく牛乳を得るためにホルモン漬けにされた牛の乳を飲まされていること。

ウシの性ホルモンが大量に含まれた牛乳を飲むことで乳がん(男性の場合は前立腺がん)

になるリスクが高まること。

どれもが衝撃的な話です。

彼女は、牛乳や乳製品を絶った生活に変えてから15年間がんは再発していないそうです。

全世界で400万部を超えたベストセラーですが、発売当初は、非難や批判を浴びることに

なりました。

しかし結局誰も彼女の唱えた事実を覆すことはできず、とうとう彼女は医学に多大なる

貢献をしたという功績で英国王立医学協会の終身会員となりました。

ほりねこも給食では牛乳を残してはいけないという教育を受けてきましたね。

最近は新谷先生のベストセラー『病気にならない生き方』でも牛乳は悪者になってました。

もちろんタバコを吸う人が全員肺がんになるわけではないのと同じように、牛乳飲んだから

必ず乳がんになるというわけではありませんし、牛乳が嫌いな人が乳がんにならないという

わけでもありません。

もちろんこの本で書かれていることは、かなり偏った意見であるということも付け加えておきます。

しかし、嗜好の問題はとやかく言いませんが、せめてこのような事実があることは知っておいても

いいんではないでしょうか。


  
タグ :牛乳乳がん


Posted by ほりねこ at 08:00Comments(0)統合医療